「全国少年少女大会」に参加して (高校生) |
秀くん
先日、 7月29日-8月1日に静岡県の天城山荘で行われた「全国少年少女大会」に参加しました。
そこで学んだことをお証ししたいと思います。
今回のテーマは「和解への旅路」ということで、
日本バプテスト連盟国際ミッション・ボランティアとしてルワンダに派遣されている佐々木和之さんを講師としてお招きしました。
ご存知の方も多いと思いますが、今から14年前ルワンダではとても悲しい事件が起きました。
ルワンダはアフリカ大陸の中心に位置し、農耕民族であるフツ族と遊牧民族であるツチ族からなる国です。
フツ族とツチ族はもともと同じ言語を使い、どちらかというと共通点のほうが多く、両者の境界は曖昧です。
しかし、白人による植民地支配が始まると、鼻の大きさや肌の色などを基準に境界が強められ,
ツチは「高貴」,フツは「野蛮」であるという神話が広まり,ツチとフツは大きく対立することになります。
それがエスカレートしフツによるツチの大虐殺(ジェノサイド)が勃発しました。
女性も子供も問わず次から次へとむごい殺され方をされ,一説によると3ヶ月に80-100万人が虐殺されたそうです。
佐々木さんはこのジェノサイドで分裂してしまったフツとツチの和解のために働いておられます。
はじめはフツもツチも互いに目もあわせようとしませんでした。
しかし,互いの苦しみを共有し,自分の罪を認め,共に祈ることでだんだんと両者の溝はふさがっていきました。
現在は,ツチの孤児をフツが引き取ったり、ジェノサイドのときに壊れたツチの家をフツが修復したりという活動もなされているそうです。
神様の力はやはり素晴らしいと思いました。
この事件は国民の9割がクリスチャンというルワンダで起こりました。
「自分がやらなければ逆にやられる」そう教えられ,神様より自分の命を優先したのです。
人間の弱さというものを痛感しました。
でもこれは決して人事ではないと思います。
自分がその境遇の中にいたときに,どのような行動をしていたかは分かりません。
分団で一緒になったある人が「ルワンダの人たちが殺されたのも俺の罪の結果だ」と。
ほんとにその通りだと思いました。
当時は国連の平和維持軍もルワンダにいました。
しかし、虐殺の様子を視察するだけで,実際には何も行動を起こしませんでした。
また私たちは虐殺の話を聞いてかわいそうだ、と思います。
でもやはりどこか他人事に捉えているところがあるのではないでしようか。
和解するということはとても難しいことだと思います。
だからこそその間に立って手助けする人が必要だと思います。
イエス様が神様と私たちの間にたって和解を助けたように。
傍観者でいることはとても思い罪だと思いました。
現在もロシアとグルジアとの間で争いが勃発しています。
これを他人事として捉えるのではなく,その解決のために心から祈っていきたいと思います。
この全国少年少女大会はとても素晴らしい集会です。
この大会の間に多くの兄弟姉妹がバプテスマを決心しました。
私の分団10人のうちまだクリスチャンでなかった3人もみな決心をしました。
自分と同年代の人が救われた,その瞬間に立ち会えたことはとてもうれしいことで,自分自身も強められた気がします。
私たちが求めれば,神様は必ず与えてくださるのだと実感しました。
また,日本中に世界中に神様の愛を伝えていこうという熱いソウルを持った人がたくさんいて,とても励みになりました。
その中の一人が賛美の集会で叫んでいた言葉があります。
「俺たちはどうしてここに集まっているんだ。リヴァイパルのためだろう? Jesus Revolution! イエス様革命を起こすんだ!」
私たちクリスチャンがあきらめずに祈り続ければ、 Jesus Revolutionは必ず起こります。
世界は平和になります。
これからも一生神様についていきたい。
今回の大会で心からそう思えました。
写真は日本バプテスト連盟のWebsiteからお借りしました。