これはセル感謝伝道礼拝でのメッセージです。

セルグループを理解していただくために、少しはお役に立つと思い掲載しました。




 「セル感謝伝道礼拝 人々の所に出てゆくセル教会」     使徒2:46-47


                           
■教会の使命=神の国の福音を伝える by 聖霊

今日はこのようにしてセル感謝特別礼拝を持つことができ、神様に感謝をいたします。
短くメッセージをさせていただきます。
教会には使命が与えられています。
それは神の国の福音を携えて人々の所に出てゆくということです。
神の国は神の救いの力、福音は喜びの知らせです。
受験に合格した、手術が成功した、大発見をした、そのようなことがあった時には飛び上がって喜ぶでしょう?
でもそれよりはるかにすばらしい喜びは、「神様からの救いの知らせ」ですね。
教会の使命=神の国の福音を携えて人々の所に出てゆくということ、これは人の情熱や力でできるものではありません。
イエス様は言われました、
「聖霊があなたがたの上に臨まれる時、あなたがたは力を受けます。
 そして、…地の果てにまで、わたしの証人となります。」と。(使徒1:8)

つまり、聖霊なる神様が神の国の福音を伝えられるのです。でも私たちは何もしないというのではありません。
聖霊がパウロを用いられたように、私たちは救いを受けた神の民、福音を知らせるメッセンジャーとして、
聖霊に用いられるために出てゆかなければなりません。
その報酬は喜びです。
なぜなら福音を伝える時、聖霊なる神様の力を受けることができます。
そして、福音を伝える者も受け取る者も共に救いの喜びを分かち合うことができるからです。


■大宣教命令

神の国の福音を伝えることには、約束と命令が伴っています。
マタイ28:18-20にはこう書かれています。
「イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。
 『わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。
 それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。
 そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、
 また、わたしがあなたがたに命 じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。
 見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。』」と。

教会に与えられた約束は、「イエス様は世の終わりまで、ずっと私たちと共におられる」ということです。
そのイエス様は今も「さあいっしょに、この世界に出てゆこう」と言っておられます。

イエス様は、迷子になった羊たちを探し続けておられるのです。
それはイエス様にとって大切な羊、私たちにとっては大切な兄弟姉妹です。

教会に与えられた命令とは、
 1.出てゆくこと。
 2.いろいろな国の人々をイエス様の弟子とすること。
 3.その人たちにバプテスマを授けること。
 4.イエス様の教えを守るように育てること。
  です。
イエス様がおられるのでそれらのことを私たちは実行してゆくことができます。



■セル教会のイメージ=二つの翼

この世界に神の国が浸透してゆくために神様は教会を作られ、その使命を与えられました。
その最初の教会の姿が、使徒行伝2:46-47に記されています。

「そして毎日、
 (1)心を一つにして宮(神殿)に集まり、
 (2)家で(原文は家々で)パンを裂き(これは主の晩餐式のこと)、
   喜びと真心をもって食事をともにし、
   神を賛美し、すべての民に好意を持たれた。
   主も毎日救われる人々を仲間に加えてくださった。」

この初代教会の人たちは、すぐに終末が来ると思っていたので仕事をしなくなり、
毎日神殿にあつまることができたという特殊な事情がありました。
でもここに神様が誕生させられた教会の姿があります。

その後、パウロを初め弟子達は伝道し福音の種を蒔きますが、その結果生まれたものは、このオリジナルの教会と同じ教会でした。
イメージしてください。
クリスチャンたちは家々で、主の晩餐を中心にした交わりを持ちました。
礼拝と賛美がなされました。
そして人々に神の国が与えられ、人々は救いを受け取ってゆきました。
家々の教会は細胞増殖し続け、神の国の福音は根を張るようにして地域に広がっていったのです。

1.出てゆくこと。
2.いろいろな国の人々をイエス様の弟子とすること。
3.その人たちにバプテスマを授けること。
4.イエス様の教えを守るように育てること。

これらのことはその家々の教会を通して行われました。

初代教会は、宮(神殿)に集まって礼拝をし、またそれとは別に家々でも集まりを持っていました。
教会にはこの二つの翼が与えられているのです。

一つ目の翼は合同礼拝という翼です。
合同礼拝によって教会は、イエス様を中心にしたイエス様の一人のお体となります。
合同礼拝を通して教会は、同じ心と思いをもって進むことができるのです。

二つ目の翼は、一つ一つの細胞セルです。
(最近の数回の礼拝メッセージで合同礼拝についてごいっしょに考えてきましたので、
 今日はこちらの方に時間を割きたいと思っています。)

イエス様は
「ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです。(マタイ18:20)」
と言われました。

初代教会には少人数のグループがいくつもありました。
それぞれに家々に集まり、賛美が歌われ礼拝がなされました。
主の晩餐を通して十字架の救いを分かち合 いました。
祈り合い、助け合いました。
弟子としての訓練がなされてお互いに成長していきました。
そして何よりも大切なのは、そこに福音を伝えられた未信者 の方々が招かれ、そこで神の国を体験していきました。


私たちはそれに倣い、1996年に試験的なセルを持ちました。
そして1997年にセル教会を目指すという総会決議をし、その翌年には最初のセルの増殖がありました。
セルを通してクリスチャンになられた方もおられますし、たくさんの方々がセルに加わられました。
苦しいことや悲しいこと、喜びも感謝も分かち合って伝道してきました。


■二つの翼を手入れするために

私たちは神様に感謝すると共にもう一度、この二つの翼の手入れをする必要があると思います。

一つ目の翼の合同礼拝について私たちはどうでしょうか?
複雑で忙しい時代の中にいます。
礼拝の優先順位を下げる理由はその気になればたくさんみつかるでしょう。
イエス様は世の終わりには、
「不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。
 しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます。
 この御国の福音は全世界 に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、
 それから、終わりの日が来ます。」(マタイ24:12-14)といわれました。
礼拝することを選び取る、それは救いと命を選ぶことです。
私たちはこの時代を生き抜くために励まし合ってゆきたいと思います。

もう一つの翼のセルグループについてはどうでしょうか?
このことについて私たちはたくさんの課題を持っています。
まず、セルに参加できないでいる兄弟姉妹方がおられます。
メンバーの中に特別な助けを必要としている方がおられた場合
 〜例えば、心の病気、生活苦、法律の問題など〜のサポートについて課題をもっています。
家々で集まりを持つことが、地域に福音が浸透してゆくための大きな力であることを知りつつも、
止むを得ない事情があって、そうできない状況もあります。

そんな中で、セルリーダーやセルメンバーの兄弟姉妹方は本当に一生懸命主に尽くしておられると思います。
ですから、心からみなさんに感謝をいたしたいと思います。

またセルに参加できておられない方も、教会の兄弟姉妹として祈られていることを忘れないで欲しいと思います。
「私はセルに参加できないから」と思わないで、
「私もメンバーの一員である」という思いで、
たとえ参加できなかったとしても、どうぞ「私もメンバーの祈り に加えてください」と言ってくださいませんか? 
セルのメンバーは大喜びであなたの祈りを受け取ることでしょう。
まず共に祈ることから始めていただきたい と願っています。

イエス様は「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」とお約束してくださいましたね。
イエス様は、私たちの苦労と願いをよく知っておられます。
苦難があっても、主が共におられます。
ですから大宣教命令を受けたものとして、永遠の命を人々に伝えるメッセンジャーとして共に伝道してゆきましょう。

お祈りいします。


東広島 みどりのまきば教会 愛



セルグループ


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