「以前、わたしはエホバの証人でした」 加藤さん (女性)
私は、以前、エホバの証人でした。
エホバの証人の組織では、伝道をするように励まされます。
私は励まされるまま、一年間に千時間の伝道をする正規開拓者になりました。
伝道の他にも週に三日、1〜2時間の集会にも行かなければなりません。
毎日毎日がとても忙しく、いつも疲れていました。
そんな中、母が入院し、手術をする事になりました。
母は、側にいて欲しがっていたのですが、私は、伝道の時間に追われて、手術の日も病院に行かず、入院中も一回しか行きませんでした。
神様は、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」(ルカ10:27)と言われていますが、
私の生活は、このみ言葉から、かけ離れたものでした。
忙しくて、家族をさえ愛する事ができず(他にも、色々ありましたが)、続けられなくなり、組織を離れました。
エホバの証人の教えは、組織に忠実でない人々は、神の裁きの日に(ハルマゲドン)に滅ばされる、というものです。
組織を離れてからの私は、地震や雷、大雨の時、いつも「あぁハルマゲドンだろうか。
私は、このまま死ぬのだろうか。」とビクビクしていました。
二年後に、クリスチャンの方と一緒に仕事をする事になり、
彼女は、エホバの証人の教理は、聖書の教えではなく、
自分達の教理にあわせて、聖書も書き換えている事を教えて下さいました。
また、預言も全てはずれた事、良い行いや業によって救われるのではなく、救いは恵みであり、
イエス様を救い主ですと信じる信仰によって救われる事(エペソ2:8〜9)を知りました。
エホバの証人の教えが間違っていた、その事を知ることができ、私は恐れから解き放たれました。
神様が、私の罪を全て赦してくださり、いつも私を愛してくださっている事を知り、幸せいっぱいの日々を過ごしています。
私にとっては、無駄に過ごした様に思える十年間でしたが、それも神様のご計画であり、
「全てを益としてくださり」(ローマ8:28)導いてくださった事を心から感謝しています。
エホバの証人の方々も、真の神様に出会えますように、祈っています。